昨日は新しいリポジトリのタイプに対して対応する手順を紹介しましたが、私のブログで紹介をしているサンプルコードに関しても適用したものを公開しました。今回はこれの利用方法を紹介します。
コンテンツ更新
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新しいリポジトリに関して
昨日は Next.js Starter Kit に関しての変更を以下のブログの記事で紹介をしました。
これまでブログで紹介をして来た多言語対応のコンポーネントの変更と合わせて、従来のリポジトリに対して新しいブランチを作成して、現状の最新版ということで公開をしました。
新しいリポジトリの使い方は以下の通りです。
Docker 関連の処理
まず最初に、Docker を起動する前に必要なパラメーターを設定する必要があります。 local-containers のパスの配下にすべての項目があるため、従来と異なってパスを追加して作業をする必要があります。管理者権限を利用できるターミナルを起動して、以下のようにライセンスファイルとパスワードを指定して初期化をしてください。
.\local-containers\scripts\init.ps1 -InitEnv -LicenseXmlPath "C:\projects\license\license.xml" -AdminPassword "DesiredAdminPassword"
続いて以下のコマンドで起動をします。
powershell .\local-containers\scripts\up.ps1
これで従来と同じようにコンテナが起動します。docker compose などのコマンドを実行する際には、local-containers に移動をして作業をすると便利です。
Docker の初期化
上記のコマンドで Docker が従来通り起動しますが、環境を初期化する場合は以下のような手続きとなります。
docker compose down
docker\clean.ps1
これで作成されていたデータはすべて削除されて、改めて scripts\up.ps1 を実行することでクリーンな環境が展開されます。
シリアライズデータに関して
Sitecore CLI でシリアライズをしたデータをリポジトリに含めています。この際、2つのシリアライズしている json ファイルの定義があります。
- authoring\items\sites-init.module.json : カスタムコンポーネントおよびサイトに関する情報を用意しています。
- authoring\items\tailwindcss.module.json : Tailwind CSS で作成する際の最初に作成したサイトが含まれています。
それぞれのデータを順にインポートをすることで、サイトが対上がるようになっています。
dotnet sitecore ser push -i sites-init
dotnet sitecore ser push -i tailwindcss
今後は tailwindcss.module.json でシリアライズしたサンプルのデータについては別のリポジトリで共有したいと考えていますが、今はまだ何もコンテンツが含まれていないサイトが立ち上がる状況です。
Headapps 配下に関して
サンプルのコードと私のほうで用意をしている tailwindcss のプロジェクトと2つ用意されています。
- headapps\nextjs-starter
- headapps\tailwindcss
実際に Docker および XM Cloud で利用されるコードは headapps\tailwindcss であり、nextjs-starter は削除しても問題ありません。便宜的にデフォルトのコードを置いているだけとなります。
まとめ
先日紹介をしたプロジェクトに関して、私の手元のコードを新しいブランチで紹介をしました。将来的には main ブランチにも反映させて、サンプルサイトにつなげていきたいと思いますが、まず開発中のコードということでリポジトリとして公開をしました。