Sitecore XM Cloud にはワークフローの仕組みが組み込まれているため、今回はこのワークフローを設定して Pages でどのように動作するのかを確認していきます。
ワークフローを準備する
今回は Sample Workflow をコピーして、新しいワークフローを作成していきます。今回利用するサンプルは、 System - Workflows - Sample Workflow を利用します。このアイテムを右クリックして、 Copy To で Standard Workflow という名前で Workflows の下に作成をしてください。
作成をしたワークフローの Next state などはコピーをしたままだと元のワークフローを参照しているため、すべて Standard Workflow 配下の状態を指定するようにします。
Home アイテムで検証する
sxastarter のサイトは標準ではワークフローを設定していないため、まずアイテムレベルで設定をしていきます。まず、コンテンツエディタを立ち上げて、Home アイテムを選択して、View - Standard Fields をチェックしてください。
チェックをするとワークフローに関するフィールドが表示されます。今回は以下のように設定をします。
この状態で、Pages を起動します。右上の Publish のボタンがワークフローの状態を表示、合わせて次のアクションを選択できるようになっているのが分かります。
上記は英語のコンテンツに対して設定をしています。
日本語リソースに対して設定をすると、ユーザーの表示言語を日本語にしておくことで、Pages のワークフローで設定している表示名を利用して、日本語が表示されます。
標準ワークフローとして設定する
sxastarter で利用している Page テンプレートを利用する際に、今回作成をしたワークフローをデフォルトで利用するように設定します。まず、Home のアイテムが利用しているテンプレートを確認すると、/sitecore/templates/Project/Sites/Page となっています。このテンプレートの __Standard Values に関して、Workflow の設定をします。
これにより、今後新しく作成されたページに関しては、このワークフローがデフォルトで設定されるようになります。
まとめ
今回は XM Cloud のワークフローを設定することで、Pages だけでもワークフローに関して進めることが可能なことを確認しました。また、ワークフローの日本語の表示名に対して日本語を設定しておくことで、次のステップに関して日本語の選択肢が出ることを確認することもできました。